“間”を使ってますか?
売れる営業になるために、いくつものスキルが必要ですが、今回は、“間”についてお話します。
皆さん、営業をしていて、沈黙の時間は気になりますか?おそらく、これを見ている方の多くは、沈黙の時間を耐えられず、話が途切れないように、話続けてしまうのではないでしょうか。
実は、これ逆効果です。話続けることによって、一番伝えたいメッセージが相手に何も伝わらなくなります。例えば、参加したくもない、どうでもいい社内の会議に、あなたは出席していたとします。おそらく、あなたは、発言者の発言をなんとくなく聞き流しているでしょう。その時、いきなり、誰も言葉を発せず、シーンとした沈黙が流れたとします。
その時、あなたはたぶん、顔を上げ、発言者の顔を見るでしょう。さっきまで、ほとんど話を聞いていなかったのに、あなたは発言者を注視している。そう、これが“間”のパワーなのです。
もし、あなたが発言者で、これから会議で大事なことを言うという場面があったとします。その際は、大事なことを言う直前に、“間”を作ってください。そして、全員があなたのことを注視するのを確認してから、発言してください。おそらく、ちゃんと皆さんに伝わると思います。
営業の場面でも同様です。商談にメリハリが付きます。歌がうまい人が抑揚をつけるのと同じです。聞き手にあなたの伝えたいことが伝わるのです。ぜひ、“間”を意識して使ってみてください。社内会議は、格好の練習場所ですよ。