ビジネス全般

日本は、生産性が低い企業が多すぎる。だから平均年収が、世界の中で低いのです。

みなさん、生産性が高い人間になって、仕事ができる人って思われたいですよね。

みなさん、生産性って意識してますか?生産性が高い人達は、どういう働き方をしている人たちだとイメージしますか?

効率的に働かないといけないですよね。効率的に働くとは、やらないといけないタスクの優先順位が付けられているという事です。

では、タスクの優先順位を正しく付けるには、どうすれば良いか?それは、優先順位を正しく付けるという経験をどれだけ真剣に行ってきたかと事です。

世の中には、整理整頓ができる人だとか収納がうまい人っていますよね?なぜ、彼ら彼女らが整理整頓や収納がうまいのかと言うと、整理整頓や収納をする必要があったからです。

例えば、スーツケースに物を詰めようとして、スカスカの状態であるならば、整理整頓なんてする必要がないんです。でも、持ち運べないぐらいの荷物があり、それをスーツケースに詰めないといけない状況になったら、一つ一つを綺麗に整頓して、うまく収納する方法を考えますよね。

つまり、キャパシティーを超える状況になって、初めて、優先順位を付けるという事をするのです。

これを仕事に置き換えると、とんでもない仕事量が自分に降りかかり、自分のキャパシティを超える。その追い込まれた状況を多く経験している人ほど、優先順位を付けるのがうまい人の条件だと思っています。逆の言い方をすると、いっぱい失敗もしていると思います。

ただし、とんでもない仕事量が自分に降りかかった際に、労働時間を延ばすという事で解決できてしまう場合は、この限りではありません。で、日本人の生産性が上がらない理由の一つは、労働時間を延ばすという解決策を選択しやすくなっていることだと思います。

日本の文化が生産性を低くしている。

日本では、仕事が多いときに、みんな残業するじゃないですか?しかも、残業して仕事を処理したら、よく頑張ったといって、褒めるような文化がある。ありえないですよ。外資系企業の場合、逆に就業時間中に仕事が終わらない人=無能な人という文化です。つまり、日本企業と外資系企業では、時間のキャパシティが違うのです。外資系企業の方がよりキャパシティを超える状況が生まれやすいのです。

私の経験で言えば、外資系企業は常に、キャパシティーを超える仕事量を抱えているイメージです。就業時間までに仕事を終えるという条件では。だから、外資系企業で働く人は、日頃からどうやって仕事を片付けるべきを考えています。ちゃんと優先順位、仕事の取捨選択をしているのです。

まずは、やらない仕事を決める。

言い換え方を変えると、やらなくてもよい仕事かどうかをまずは、考えます。つまり、自分がやらない仕事を決めるのです。私の場合、急ぎではない仕事はやらない仕事リストに入ります。ある程度の日数が経つとやる必要がなくなる仕事ってよくありますよね。つまり、そういう仕事を真っ先に処理してしまうと、やる必要がなった仕事に時間を奪われてしまいます。なので、最初から急ぎでないならやりません。

自分がやるべき事だけを残すイメージです。そのうえで、やるべき事をリストアップし、すぐに終わる仕事をまずは片付ける。メールチェックなんてのは、その最たる例です。基本即レスです。

その仕事は、頭を使う仕事?それとも作業?

次に、企画を考えるなどの頭を使う仕事なのか?資料作りのような作業なのか?を考えます。ここでよく、勘違いされる方がいるのですが、例えば、提案書を作成するとします。その際、提案書の構成や内容、ストーリーなどを決めるのは、頭を使う仕事です。構成や内容、ストーリーが固まり、資料に落とす仕事は、作業です。この2つの行動をすることで、提案資料作成という仕事が完了します。この2つの行動を同時に行おうとするから効率が悪いのです。

私の場合、朝に強いタイプで、頭が冴えているのは、午前中です。そのため、頭を使う仕事は午前中しかしません。つまり、提案書作成という仕事をするなら、午前中に構成や内容、ストーリーを考えます。しかも、駅までの歩いている時間や電車内の移動中も頭を使う仕事をやっています。頭を使う仕事の良い所は、どこでも出来るという点です。で、午後になったら、資料に落とすという作業をします。こうやって、頭を使う仕事と作業をしっかり切り分け、1日の時間を効率的に使っていきます。これだけでも効率的な仕事が出来てくると思います。

給料を上げたければ、頭を使う仕事を増やせ!

私の場合ですが、30歳で年収300万円台でした。そこから、36歳で年収1,000万円を超え、40歳で2,000万円を超えています。どんな働き方を意識していたかと言えば、1日の時間のうち、頭を使う仕事を半分以上にしようと意識していました。そのため、自分のスケジュール表に仕事を入れて管理していたのですが、頭を使う仕事をレッド、作業の仕事をブルーで色分けしていました。30歳の最初のころは、ほとんどブルーでした。自分ではもっと頭を使う仕事をしていたと思っていたのですが、せいぜい10%ぐらいですね。33-34歳頃で30%ぐらい、35-36歳の頃は50%、40歳以降は70%ぐらいです。当然ですが、労働時間も頭を使う仕事が増えるとともに、減っていきました。つまり、労働時間と年収は反比例している形です。結局、労働の価値って、どれだけ頭を使ったのか?だと思います。

よく、ハードワークって言いますけど、日本だと労働時間を長く働いたと思われていますが、外国の場合、どれだけ密度の濃い時間を過ごしたのかが本来の意味です。Wideではなく、Depthね。作業の仕事をしているから労働時間を増やすんです。頭を使うから深さが出るのです。この違いが分かれば、年収は上がります。

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